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マイクロチップ

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マイクロチップって何?

マイクロチップはペットの個体識別を目的とした電子標識器具(ペットの小さな小さな名札)で、その中に世界でただ一つのID番号が入っています。マイクロチップは専用インジェクターでペットの背中の皮下に装着します。マイクロチップを装着していれば、迷子になっても動物病院等にある「読み取り器(リーダー)」でID番号を確認し、身分証明や身元確認が可能です。

マイクロチップは直径2ミリ、長さ13.5ミリと大変小さく、体にやさしい素材(生体に無害なポリプロピレンと生物学的適応ガラス)を使用しています。簡単な装着 マイクロチップの装着はほんの数秒で完了、痛みは予防注射と同じ程度です。安全性に関しては生体に無害な素材のため、異物反応による炎症や発癌性などの副作用はなく、また移動防止キャップにより装着部位に留まるため、より安全に使用が可能です。生涯を通じて有効鑑札や名札と違って脱落の心配がないマイクロチップは、それ自体に電源を持たないので、たった一度の装着でペットの生涯を通して有効です。

用途1:個体標識機能(身元証明)

震災時の身元確認、迷子・盗難時の身元証明など。失踪犬の多くが保護されても帰還できない事が多く、首輪が外れる状況を想定した場合、タグや鑑札などの方法だけでは不十分と考えます。

用途2:ペットのパスポートとして

海外渡航時の動物検疫にも。当院取り扱いのマイクロチップは、日本・EU諸国(英国・フランス・ドイツ・スイス・オーストリア等)・シンガポール・香港・オーストラリア・ニュージーランド等の多数の国、各地域に互換性があるISO規格(11784/5)を採用しています。

ペットへの装着時期について

子犬・子猫も生後1カ月齢以後、マイクロチップの装着が可能です。しかし、その種別等による個体差があるため、当院ではワクチン接種終了後の生後3~4カ月齢以後、ペットの大きさや一般状態を確認してから装着することをお奨めします。

※法改正により2022年6月1日から犬・猫のマクロチップ装着が義務化となりました。