子犬の成長記録
生まれたばかりの犬の赤ちゃんをご存知ですか?日頃よく立ち寄るペットショップの子犬たちよりさらに小さく、どんな犬の赤ちゃんなのか見当もつかない、ハムスターほどの大きさの生き物。ミニチュアダックス「ななちゃん」の誕生から90日まで、どんどん変わってゆくその成長ぶりを5日間隔でリポート、成長する様子を紹介します。初めてペットを迎える方のなかには「この時期はどのように接してあげればいいんだろう」等の不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。このページが育て方の参考になれば幸いです。
誕生:214gの大きな赤ちゃん
●2004年11月21日午後7時15分 「ななちゃん」が誕生しました。母犬ゆずりの美人な女の子。おなかの中で大きく育った「ななちゃん」は帝王切開で生まれてきました。母犬の「ももちゃん」は初めて見るわが子の存在が分かっているようで、母のオーラが・・・まさに“感動!”な時間でした。おめでとう ももちゃん!ムサシくん!出産後の母犬「ももちゃん」(写真中央)、父犬「ムサシ」くん(写真右)
通常、この小型犬種は一度の出産で3匹~5匹の子供が生まれます。父犬(ムサシ)2歳8ヶ月・母犬(もも)2歳11ヶ月と少々若い為か今回の出産は「なな」1匹のみでした。 ちなみに理想の交配年齢は3歳~4歳です。
5日目:お気に入りの場所はスリッパの中!?
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:185g
手術の後は痛々しくても、すっかり元気になった母犬の「ももちゃん」。いつもの甘えん坊のママも「ななちゃん」の前では違います。ミルクの合い間に「ももちゃん」からも母乳をもらう「ななちゃん」(写真中央)。親子の心和むひとときです。この時期の犬の赤ちゃんは、まだ目も耳も閉じたままです。でも安心できる場所を探してモジョモジョ動き回る姿は確実に仔犬に近づきつつある!!という印象でした。
生まれてきた赤ちゃんは母犬の匂いがついています。母犬はその匂いで自分の子供を認識して母性に目覚めます。 まれに面倒をみない母犬には、生まれてきた赤ちゃんに胎盤をこすりつけることにより、自分の子と認識させる場合もあります。
10日目:自分でお乳の出る場所を探す「ななちゃん」
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:440g
正面からのお顔を見てもふっくらとして、たった数日間で驚くほど体が成長しているのにとってもビックリです。今の時期ひとりっ子の「ななちゃん」は毎日60g増えています。まだ目は閉じたままの状態ですがお母さんのお乳の出る場所をちゃんと見つけられます。今の姿は、ただただ「かわいぃ~っ!」の一言です。
[写真中央]先生の腕の中でお母さんと一緒に「うとうと…」
子犬は毎日体重が増えます。一方、母乳を与えている母犬は体重が減ってしまうので、まめに体重測定をしましょう。兄弟の多い子犬の場合、体重の増えかたが悪い子には人工乳(ミルク)を与え母犬にも高カロリー食やミルクを与えることをお薦めします。 生後10日を過ぎ、「ななちゃん」はもうすぐ目と耳が開き、動きも活発になってきます。
15日目:今日 耳が開きました!
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:620g
すっかり子犬らしくなってきた「ななちゃん」は母乳を一人占めできるおかげかコロコロと太ってますます可愛くなりました。昨日から母犬の「ももちゃん」のお散歩が再開し、お留守番の間はひとりで過ごすことも・・・。また、母犬と同じような格好で上をむいて眠ったり、首を持ち上げて立ち上がろうとする姿も見られるようになりました。
この時期の赤ちゃんの耳は生後6~14日目に、目は10日~14日ほどで開きます。また、生後10日ほどで立ち上がることもできるようになります。まだ、自力での排尿・排便はできない為、母犬がお尻をなめて刺激を与えることにより排泄します。母犬がいない場合はティッシュ等で刺激してあげます[写真中央]。 へその緒のとれた犬の赤ちゃんにはヘルニアによる「出べそ」の場合があります。これが急に大きくなったりした時は内臓が出てきている可能性もあるので注意が必要です。
20日目:開いた目はトローンとした優しいまなざし
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:744g
わずか20日間で体重も3倍以上!5日目のお乳を飲んでいる姿とくらべ、その成長の速さには驚きます(お尻がとっても可愛い!)。お母さんが側にいるとお乳を探してヨチヨチあるいてゆきます。抱っこもしやすくなり、母犬との2ショットはまさしく“ミニチュアダックスの親子”でした。まだまだペットショップにはお目見えしないほどの大きさの「ななちゃん」です。
目を開けた直後はボ-ッとしていてみえません。白っぽく膜がはったような感じになっていますが2~3日ではっきりとしてきます。また、体力も免疫力もあり安定期といえます。目・耳も開き活動的になってくるため住環境への配慮が必要になります。特に障害物などを乗り越えて落ちてしまわないように気をつけてください。
25日目:歯が生えてきたよ!
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:850g
「ななちゃん」に指をパクッとくわえられた時の感触に異変!「あれ、歯が生えてきたかな?」。口の中をのぞいてみると、歯が生えはじめていました。左の写真でうっすら歯が生え始めているのが確認できますね!先生の部屋で寝ているななちゃん。22日目の朝、起きてみるとサークルから出て“ウンチ”まみれになっていたそうです。そしてその日から「ななちゃん」は自分で排泄できるようになりました。これから徐々に動きも活発になり、赤ちゃんから子犬らしくなってきます。
もう小指ほどのウンチも出るようになり、オシッコの量も増えてきました。排泄した際はそのままにしておくと肌荒れの原因になるのでシートをまめに取り替えてあげましょう。また、お散歩から帰った後の母犬の足の裏は、赤ちゃんに影響がないように清潔にするように心がけてください。
30日目:離乳食をパクパク!
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:970g
今日で生まれてちょうど一ヶ月。動きも活発になり、じゃれたり、動くものに対して反応するようになりました。27日目から「初離乳食」をパクパク!そして生まれて初めての「初爪きり」。これから「初~」が増えてくるMダックス「ななちゃん」です。※たった5日前に撮影した歯がこんなにのびましたよ!
離乳食にはスプーン一杯の缶フードにミルクを少量加えて混ぜたものを与えます。母乳8割・離乳食2割ほどで、10gくらいを1日2回程度与えます。赤ちゃん犬に歯が生えてくると母犬は母乳を与える事を嫌がりますが、1週間から10日間くらいは母犬の母乳をメインに与え、徐々に離乳食の量を増やしていきます。
35日目:走る・噛む・引っ張る!ヤンチャな子
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:1050g
もう、走り回って他の犬とじゃれあったり、マットをくわえて引張ったりと行動的になってきました。母犬と内緒話をしているように見えますね・・実はゆれる母犬の耳が気になるのか、飛び跳ねて耳を噛んでいます。視野にあるものを全て噛んで覚えているような感じです。いよいよ子犬のヤンチャな時期に入った「ななちゃん」、お顔も少し細長くなってきたように感じますね。
現在の食事は母乳+離乳食を1日4~5回に増やしています。行動も活発になり、噛む強さを学習する時期になります。この時期に特に注意しなければならないのが電気のコンセントやコード類の感電や口の中のやけどです。死に至る場合もあるので、子犬のとどく位置にコンセントやコード類がある場合には環境の改善が必要となります。また、部屋に誰もいなくなる時はサークルの中に入れておきます。
40日目:そろそろ躾を開始する時期に入ります
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:1120g
赤ちゃんの表情は薄らいで子犬らしくなってきました。ウエーブのついた耳のコートがとっても印象的な「ななちゃん」。少々ヤンチャな性格で、撮影も手こずるほど常に動き回るようになりました。今日は父犬・母犬・ななちゃんの親子3匹がそろい、「ななちゃん」も大はしゃぎです。
生後5週~7週令の子犬は何でも興味を示します。社会適応させるのに最も良い時期となりますので少しづつ躾も開始します。この時期の嫌な体験は成犬になっても残り、問題行動(ほえる・かむ等)につながりますので良い体験を沢山させましょう。手をかむ感触を覚えさせると「あまかみ」の癖がつくため気をつけましょう。
45日目:子犬の頃から楽しさや心地よさを覚えさせる
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:1243g
今日の「ななちゃん」は先生に身体を撫でられ、口を開けられ、耳を触られ、とスキンシップを喜んでいる様子。子犬のうちから身体中どこでも触らせるように馴らすことで、成犬になっても歯磨きや目ぐすりなどもし易くなるようです。また触れることにより、身体の異常に気付く事にもつながります。生後50日ほどで虫下しの薬を飲む時期になりますが、右の写真はその「回虫」の標本です。マス目は1cmなのでかなり長いですね・・・子犬の場合、母犬のおなかの中にいるときにもらってしまうようです。
名前を覚えさせるための躾には、ご褒美を与えますが「ご褒美=おやつ」だけではありません。ご褒美には大好きなおやつは勿論、遊んであげることやフードを与えることなど、ペットの喜ぶ物や、喜ぶ事がご褒美になります。そして「名前を呼ばれるといいことがある!」と思わせるようにします。逆に名前を呼んで叱ることは、「名前を呼ばれた時には怒られる」と覚えてしまいますので気をつけましょう。
50日目:一度目のワクチン接種の日
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:1295g
「ななちゃん」の食事のメニューは現在、母犬の母乳と粉ミルク・缶フード・ドライフード少々を混ぜたものを食べています。食事の際は、ちゃんと「お座り・待て」をさせてから食事を与えるように躾も始めているそうです。今日は第一回目の混合ワクチン接種の日!ちょっと痛かったのか「キューン」と言いつつもじっと我慢してました。50日目の「ななちゃん」、なんとなく耳だけが特に大きくなっているように見えませんか?
赤ちゃん犬は生後2ヶ月ほどで母犬の免疫移行抗体がなくなります。この時期、2ヶ月目で1回、3ヶ月目でもう1回と複数回の注射をします。これは1度目の注射の時期が早すぎると、母犬の免疫移行抗体により逆にワクチンが効かない場合(ワクチンブロック)があるためです。確実な免疫をつくるために2度の接種が必要となります。
55日目:ペットショップに登場する頃になりました
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:1342g
赤ちゃんからこのくらいに成長した時期にペットショップに登場します。私たちがお店に行き、その子犬の眼差しに「連れて帰りたい…」と思ってしまうのがこの頃なのです。まだ90日目のワクチン接種までお散歩はできませんが、抱っこをして外の車の音を聞かせる等の環境音に慣らすことは良いそうです。足裏のパッド周囲の毛も大分伸びてきましたね。あまり長くなると床のフローリングなどですべり、怪我の原因になるためカットのお手入れが必要になります。
子犬を選ぶ際は、10年以上付き合ってゆくわけですから、一目惚れではなくご自身の家族構成やライフスタイルをふまえて犬種を選ぶ事が必要です。便・毛並み・食欲・目の輝きの状態等を見るために何日かショップに通ってみるのも良いでしょう。性格は赤ちゃんの時からのものを受け継ぐことが多いので、ペットショップで元気な子は成犬になっても元気、のんびりしている子は大人になってものんびり屋さんのようです。
60日目:子犬期のお友達
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:1484g
ちょうど生後2ヶ月になったミニチュアダックス「ななちゃん」。今日は病院に来ていた柴犬の「凛太郎」くん(5ヶ月の子犬)に近づいて行き、お互いに相手の匂いをクンクン・・。またまた新しいお友達ができました。まだあと1ヶ月はお散歩に行けない「ななちゃん」ですが、この時期に多くのワンちゃん達(もちろん予防接種をしている)と接しながら育って行くことは良い経験となるようです。きっと成犬になってもあまり犬見知り?しない子に育つのでしょう。
子犬期、「おしっこシート」の上でおしっこをするトレーニングですが、基本的には食事の後・寝起き・時間などを決め、トレーニングシートにのせて「シー・シー」(「ワンツー・ワンツー」)と言っておしっこが出たら褒めてあげます。この時に失敗しても怒らないようにします。初めは大きなシートからはじめ、シートの上でできるようになったら小さくしていきます。
※お家の中でのトイレには「雨の日に無理に散歩に行かなくてもよい」「老犬になって足腰が立たなくなった時にも家の中でできる」などのメリットがあるので、出来れば大型犬・小型犬共に家の中でもおしっこができるようにしつけておくと良いでしょう。
65日目:チワワのお友達
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:1586g
今日はまたまた新しいお友達登場!チワワの「バジル」ちゃんです(チワワの「バジル」ちゃんは生後4ヶ月)。2匹は対照的な性格で、チワワの「バジル」ちゃんはおっとり、Mダックス「ななちゃん」はと言えば・・・おとなしいなと思えば、資料を見つけてガリガリ、ボールペンを見つけてガリガリ、とにかく目新しいものを見つければ噛んでおりました。そして、何かして欲しいことがあると、ちゃんと吠えて要求するようになりました。益々撮影がむづかしくなってきた「ななちゃん」です。
初めて子犬を迎えたおうちの人に・・・ おうちに連れて来たばかりの子犬は環境の変化で下痢・吐き気をする場合があります。そのような場合は1週間くらいは安静にしてあげましょう。遊びすぎたりすると、そのような場合もあります。また、子犬の時期は寝ている時間が多いので、寝ている子を起こしてまで遊ばないようにしましょう。
※食事は「何g」食べると言われるとそれをずっと続ける方がいらっしゃいますが、成長と共に変化しますので臨機応変に対応しましょう。この時期は食べたいだけ食べさせても良い時期です。(体をさわり、背骨やあばら骨が分かるようであれば食事の量が不足気味かもしれません)
70日目:パピーパーティーの日
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:1780g
この日は病院でのパピーパーティーの日!子犬達の社交の場であり、良い経験の場でもあります。参加の子犬はお友達のチワワの「バジル」ちゃん(4ヶ月)とMダックス「小太郎」ちゃん(5ヶ月)とMダックスの「ななちゃん」でした。チワワの「バジル」ちゃん、最初は「ななちゃん」にちょっかいを出されてそのままおとなしく引き下がるかと思いきや・・闘牛のように後ろ足をシャカシャカしながら「ななちゃん」立ち向かっていきました。Mダックス「小太郎」ちゃんはオチビちゃんの2匹に圧倒されたのか、椅子の下にもぐり様子を伺っていました。
パピーパーティーとは子犬の発達において重要な時期に適切な経験を提供する場です。良い経験をすることは成犬になってからの問題行動を未然に防ぐことができます。こらから10年以上、ワンちゃんとの生活が楽しく素敵なものにするための第一歩になります。今回はリラックスさせるマッサージの仕方やご褒美の与え方についてのお話、そして子犬同士が他の犬とふれ合う経験の場となりました。
75日目:お顔もスマートに
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:1858g
最近は甘える・要求する・怒る・・などなど、ハッキリした意思表示をするようになってきました。30分ほどの取材の間、おしっこ・吠える・遊ぶ・食べる・ウトウト・・・と見ててもその行動は以前のおっとりしていた「ななちゃん」とは違います。そして気づいてみれば赤ちゃんの時期のコロンとしたお顔もいつの間にか、大分スマートになってきた「ななちゃん」です。現在のフードですが朝・夕に缶詰、お昼にドライフードと日に3回の食事になっています。
犬の食ふん症について・・食糞症は「便にフードの匂いがついている」「親犬が食べていた」「暇で食べてしまう(ケージの中などで)」などのケースがあります。親犬が赤ちゃん犬のうんちを食べてしまったりする等、食糞症は自然界の野生動物では普通にあることです。幼年期は「食べるチャンス」が多いため、赤ちゃん~子犬の時期はうんちをマメに片付けることが必要です。成犬になれば排便の回数も減るため次第に無くなります。※ちなみにウサギは普通、栄養素を補うために食糞します。
80日目:ひょうきんで甘えん坊
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:1980g
トイレトレーニングですが、その後の状況報告をします。「ななちゃん」は、ケージの隣・台所のマットの上・ピアノの前など、よくオシッコをする場所が3ヶ所くらいあり、「おしっこシート」はその場所に敷いてあります。成功率は75%くらいですが、失敗もそのシートの側でするので、ほぼトイレの場所が分かってきているようです。取材中に先生の姿が見えなくなると「キューン、キューン」と鳴き、そして今にもいたずらをしそうな顔にもなり(写真右)、さまざまな表情を見せてくれます。
犬の耳のお手入れ・・おうちの中にいても耳の中に汚れがたまりやすいので定期的にガーゼなどでやさしく拭いてあげましょう。黒くなっていたり、赤かったり、耳だれや臭かったりする場合は外耳炎の可能性があるので病院での診察を受けましょう。
※写真は綿棒を使っていますが、ご家庭では綿棒は使わないようにしましょう。
85日目:肛門腺のお手入れ
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:2100g
突然のお尻のアップで申し訳ありません。耳のお手入れに続き、今回はお尻の肛門腺という匂い袋のケアの方法を教えていただきました。子犬なのにもう溜るんですね。その犬によっては溜りやすい子もいるらしいので定期的なケアをしてあげると良いそうです。先生が見えなくなるとすぐ探す寂しがり屋の「ななちゃん」。短い間にどんどん表情もかわりました。さあ、もうすぐ2度目のワクチン接種。いよいよお散歩デビューです♪
肛門腺のお手入れ・・犬にはにおい袋が肛門の5時と7時方向にあり、普通は便をしたときにそこからにおいを出しています。犬がお尻をこすりつけたり、舐めたりしてしているときは肛門腺が詰まっている場合があります。肛門腺がつまったままにしておくと炎症やはれつしてしまう事があるので定期的にケアしましょう。しぼる位置は右の写真の場所ですがそのまま搾ると溜ったものが飛び出す場合があるのでティッシュをかぶせておこないましょう。
90日目:2度目のワクチン接種
●ミニチュアダックス ななちゃんこの日の体重:2260g
あっという間の3ヶ月間、赤ちゃんを始めてみたときは「あ~・・赤ちゃんだ~」と呟くだけでその姿をただただ眺めていました。短い期間でこんなに大きくなった「ななちゃん」。ただ育ってゆく成長過程を見るだけでなく、田中先生には成長に伴い色々な注意点なども教えていただきました。とても大切な赤ちゃんから子犬のこの時期。この内容が、これから犬の子育てをされる方々の参考となればとてもうれしく思います。さて「ななちゃん」は今日2度目の狂犬病のワクチン接種を終えました。1週間後にはお散歩という初体験をします。
ワンちゃんとの生活がより楽しくなる為には人との共存、そして、社会のルールを守るためにしつけをすることも重要です。飼い主さんの行動ひとつで、問題を起こしてしまう犬が育ってしまう場合もあります。癒しのために飼いはじめたつもりでも、その生活がストレスになってしまう…ということになったとしたら、双方にとって不幸なことです。私たちは、飼い主さんと犬との出会い、そして生活が素晴らしいものになることを願っています。
初めての散歩
【お散歩デビューの日】さあ今日は「ななちゃん」の初のお散歩の日!近くの横浜保土ヶ谷公園までやってきました。初めての散歩だからおとなしいだろう…な~んてことはなく、母犬の「ももちゃん」の後を追いかけていたかと思えば、通りかかったカニンヘンダックスのラブちゃんと気が合ったのか、猛ダッシュで追いかけっこ!(ターンの度に耳がはばたいていました)。ほーんとうに嬉しそうに飛び跳ねていましたよ。